小説の書き方虎の巻!上手な物語のつくり方を伝授

小説は苦しくても最後まで完結させることが大事

小説を書いていると、辛くなってくることもあるかもしれません。投げ出したくなる時もあることでしょう。しかし、小説を書くなら完結させることが大事です。物語には終わりがやってくるものです。

例えば、物語には過酷な現実から逃れてファンタジーの世界へと旅たち、そのファンタジーの世界で成長を遂げ現実に戻ってくると言う話もあります。ということは、作品を書き始めた作者には完結させるという責任も出てくるということでしょう。

油断するとその完結させるということを忘れてしまいがちになるものです。自身が考えている物語の世界観をずっといつまでも続けていきたくなるということです。ところが、本文を書き始める前に、あらすじを物語の最後まで考えたのを忘れてしまってはいないでしょうか。

それに、物語の各所に入れた伏線の回収も済んでいるのか、長くなってしまった物語がエンディングを迎えることができるのかといったことも、考えなければいけません。日々書き進めていくこととは違い、物語のラストを書くのです。

せっかく書いてきた物語を終えさせることは悲しいかもしれません。ただ、ネット上に投稿していたなら、もう更新をすることはなくなりますし、最後まで読んだ読者は閲覧をしには来なくなるものです。

作品は完結されるべきものであり、完結したなら作者の手を離れることになります。作品はあなたの子供や分身のようなものですが、物語に終わりを迎えさせて自身の手から離さなくてはいけないのです。

完結をさせたなら、自身のブログやホームページをお持ちの場合はそういったものからリンクを飛ばすと言った手段を取ることも一案です。例えば、小説サイトの掲示板などで完結したことを報告することも選択肢でしょう。

完結を目指すためには、企画書を書くという方法もあります。企画書というのは、小説を書いていくための大まかな図ということになります。その小説がどういったジャンルであり、どういったターゲット向けに書いていくのか、テーマなどはどうなっているのかを書いていきます。

企画書を書くと、設定した通りに作品を書いていくことができるというガイドラインにもなります。物語を実際に書いていくうちに終われなくなってしまうということもないとは言えません。

企画書があれば、それを読み返して初めに設定したテーマや作者が読者に伝えたい魅力といったものを改めて確認をすることもできます。企画書に盛り込むとすれば、ジャンルや仮タイトル、キーワード、そして概要、備考などです。

企画書を書く際には、その内容に興味を持っていない人に作品を売るということを想定して、念頭に置きつつ書くという点がカギです。いつでも見返すことができるように、長くではなく簡単に要点を絞って書くようにしましょう。

このように、小説を書くならば企画書をあらかじめ作成しておいて、それを見返しながらきちんと最後まで完結に向けて書いていくということが大事なのではないでしょうか。