小説の書き方虎の巻!上手な物語のつくり方を伝授

作品原稿の綴じ方や送付方法はこれでばっちり!

原稿を送付する際には、綴じなければいけません。新人賞等の募集要項には、右上を紐で綴じるなどと書かれていることが多くあります。なので、まずは原稿の右上に穴をあけましょう。

一般的な2つの穴があけられる穴あけパンチを用いると良いです。原稿を10枚ほど束ねて穴をあける場所(原稿の右上部分)にマジックなどで印をつけます。こうして、残りの原稿も位置を合わせて同じ場所に穴をあけられるようにします。

続いて綴り紐で綴っていくわけですが、紐は文具店もしくは100円均一のお店でも購入することができます。紐には色々とありますが、正式に応募をするものであり、黒い綴り紐が適しています。

紐は、前側から後ろへと通します。前から通す理由は、後で前部分で蝶結びをするためであり、再度同じように紐を通してぐるりと一周させます。ぐるりと一周した紐は、横に持ってきてサイドから穴に通します。

そうして、さらにまたサイドから穴に通します。穴の横側に紐が二重に巻いてあれば問題ないでしょう。最後には、紐の端同士を原稿の穴の部分の前で蝶結びにします。これで完成なのです。

上部分に2回、横に2回巻かれていれば大丈夫と言えます。また、募集要項の中には『ダブルクリップで右上を綴じる』としているケースもあります。この場合には文房具店を訪れダブルクリップを購入して、原稿の右端を綴じましょう。

購入に関しては、大きいお店であれば1個ずつのバラ売りもある可能性がありますが、小さいお店の場合には数個ずつ入ったもののみ売られていることもあります。大きさに関しても様々あるため、原稿を留めることができる程度のサイズのものを選ぶことが大事です。

さらに、ダブルクリップはカラーバリエーションが色々とあるものです。黒でなければいけないという決まりはないので、赤や黄色といったクリップを使っても問題はないでしょう。

応募した原稿というのは、もし仮に最終選考まで残ったとしたら各選考委員の方へとコピーをした上で送付されます。要するに、コピーをしやすいようにということで、綴り紐で綴じることやダブルクリップを用いて留めるといったことをする必要があるということです。

さて、原稿の用意ができましたら、送付をしましょう。封筒の表には応募要項の応募先にある『宛て先』をしっかりと書きます。二行になっても構いません。『係』まで宛名が付いているのであれば、係まで書く必要があります。

宛名の最後には『御中(おんちゅう)』を付けることを忘れないようにしましょう。そして、赤インクで『応募原稿在中』と書くことも必要です。この際には、インクが滲まないように、原稿を入れてしまう前に書くようにします。

封筒の裏には自身の名前や郵便番号、住所を明記します。それから中に入っている作品のタイトルも左下に書くこともポイントです。これも忘れてはいけません。封筒を閉じてしまう時には、のりで貼るかもしれません。

のりだけでは不安という場合はガムテープを使用してしっかりと留めることも一案です。