作品を執筆し終えたなら、新人賞に応募をしたいと思うものではないでしょうか。そうなると、新人賞の選考に関しても気になるところではないでしょうか。新人賞に応募すると、審査をする期間が必要になります。

それぞれの賞により審査期間は異なるものですが、一般的には賞が決定するまでには応募を締め切ってから半年ほどはかかることを覚悟しましょう。中には4か月ほどで決まるケースもありますが、7か月ほどを要する賞もあります。

選考には1次と2次、そして最終といった過程があります。この3回が基本ですが、その中に3次選考が入るパターンもあります。最終選考の段階では、選考委員によって入賞の作品が決定されるのです。

厳しい審査を経て、最後まで残るのは5から6篇ほどとなるでしょう。応募総数は200篇のものもあれば1000篇となるものもあり、様々です。その中で大賞に選ばれるのはたった1篇であり、佳作や準入賞などを含めたとしても3篇から4篇ほどになります。

1次選考や2次選考の審査は業界の関係者が行っています。例えば、さほど有名ではない作家の方や、これまでに編集者をしていた方や今も編集者として活躍している方など様々います。

1次選考を担当する方は『下読み』と言われて、1人で50篇から100篇ほどを担当して、その中から2次選考に進出できる作品を選びだしています。最終選考になると、有名な作家などが担当することがあります。

選考での評価については、2種類あることをご存知でしょうか。絶対評価とはテーマ、構成力、人物造形力、ストーリーテリング、表現力といった作品自体の力を見ます。そして、小説家としての資質があるかオリジナリティ、将来性といったものがあるかどうかもチェックされます。

絶対評価は、主に1次選考で用いられます。相対評価とは、周りの候補作品とあなたの作品が比べられることになるでしょう。2次選考においては、絶対評価と相対評価の2種類で評価をされます。

選考する側の見方にもよりますが、これらの作品の中ではどれが特に優れているだろうかという点で選ばれることもあります。どういった選考にしろ、やはり他の候補作と比較されることは免れません。

もし候補者の中に昨年も選ばれた人がいたとしたら、その成長が認められるかもしれませんし、企業内部の事情というものもあります。色々な状況が考えられるわけですが、その中で新人賞を獲得するためには、どの様な条件下であっても他を寄せ付けないほどの高いレベルである絶対評価をもらうことができる作品を、あなたが書くしかありません。

他と比べて群を抜くほどの強さを持ち、個性のある作品を書き上げることで、新人賞が見えてきます。そのためには、作家自体も色々と自身で学ぶことが大事です。例えば、読書をすることも勉強になりますし、小説の教室に通うという方法もあります。

こうして学ぶ努力をしていくことで、新人賞が手に届くようになるのではないでしょうか。