執筆をしていく上で、小説を書き始めてまだ浅い方であれば、どういった間違いをしてしまいすいのでしょうか。10代の方が書くのであれば、一人称を用いる方も少なくないかと思います。

若くて鋭さのある感覚を伝えようとするならば、適しているかもしれません。ただ、一人称で書き始めるとすると、最初から行き詰ってしまう可能性もあります。それは、自分を紹介する部分があることです。

一人称では主人公自身が主体となる文体ですし、自分の事を語るとしたらどうしても自己紹介をする必要が出てきます。こうなると、地の文(会話ではない、説明などの文)ではしてはいけないというところが難点となります。

例えば、『私の名前は○○』などといった説明が地の文であったとします。一人称においては、自分の視点で自分の思っていることを書くということが原則となります。よって、地の文では主人公が見た事を、主人公の言葉で表現することがポイントになるでしょう。

しかし、『私の名前は~』といった説明をする文章では、自身の視点で見たことではなく、読み手に語り掛けているような方向になっているのです。こうしたパターンは大変良くないことだと言えます。

これを改善するとしたら、読者への語り掛けのような文体にするのではなく、『私は○○と言う名前のせいで~だった。』などという風に、自分の名前を紹介しつつどういった過去だったのかを振り返るといった表現でも良いのではないでしょうか。

また、もう一つ例を出すとすれば、『信じられないのだけれど~』という様に、通常は話し言葉として用いられる言葉を地の文で利用することもNGだと考えられます。もし一人称にしたいなら、『私は信じられなかった』とするのも一案でしょう。

この様な例は色々とありますが、一人称を一人称らしさを持って描くことは簡単ではないものです。その時の勢いや気持ちで書くと、読者の方に対して語り掛けているような文体になってしまうことがあります。

そういったことがあまりないようにするためには、口語体ではなく文語体を用いること、ブログの様な書き方をしないこと、自身の過去を振り返るような文体を心がけるといったことが大事です。

その他にも、文を書く上でのポイントとしてはカギカッコの最後には句点を打たないということや、文頭には必ず全角の空白を入れるといったこともあります。半角はいけませんので、気を付けましょう。

そして、三点リーダやダッシュは偶数倍個使用するといった決まりもあります。三点リーダは三つの点が全角一文字で表わされたものを使うようにします。ダッシュについては、ハイフンやマイナスと間違えないこともポイントになります。

さらに、丸括弧は補足説明をする際や登場人物の心の声を表現する場合に用いると便利です。記号などもきちんと適した使い方をすることが大事だということです。以上の事に気を付けて執筆をしていくと、間違いもなくなっていくのではないでしょうか。