作家を目指すなら、新人賞について考えてみましょう。まず、文学賞には2種類あります。1つは既に新聞や雑誌、単行本になり発表されている作品が受賞するものであり、他の1つは公募で送られてきたまだ発表されてはいない作品が受賞するというものです。

新たな作家を見出す目的の賞であれば、まだ発表されていない作品が受賞する文学賞となり、これが新人賞となるということです。新人賞を受賞できたなら、プロの作家としてのデビューが可能になります。

賞を受賞した際に、出版社の方からデビューができるように後ろ盾となってくれるでしょう。入賞した作品が長編作品であれば通常なら単行本という形で出版してくれます。短編の作品であっても、本にすることができるように短編を書くお仕事のオファーをくれるなど、出版社との結びつきを持つことも可能となるのです。

もし作家としてデビューしたいなと考えているのであれば、新人賞に応募をする方法が適しているのではないでしょうか。賞金を得ることができるというメリットもありますが、それだけでなくデビュー作品については雑誌や新聞で取り上げられることがありますし、出版部数も多くなるでしょう。

ということは、もらえる印税も増えるということです。出版社及び世の中から注目をしてもらうことができますので、出版社に持ち込むことでデビューするよりも、仕事の依頼を受ける確率も高まると言えます。

要するに、華々しくデビューを飾ることが可能になるということです。新人賞を目指して執筆をすることに決めたとしても、新人賞は色々とありますので、どの賞に照準を合わせるべきか迷ってしまうこともあるかもしれません。

賞を選ぶ判断基準は、その賞の受賞者の中に活躍している作家がいるのかという点を探り、ポイントとするのはいかがでしょうか。作家は、デビューできたからと言ってずっと安穏として執筆を続けていけるとは限らないのです。

書き続けて数いる作家の中で生き残らなくてはならないということです。新人賞を受賞した作家に活躍中の方がいるということは、その賞にも生き残っていけるカギが隠されているからです。

例えば、受賞の際に世間からどの程度注目されたかという点も大きなポイントになるでしょう。江戸川乱歩賞などでは、ミステリー作家を目指す方の登竜門のような存在であり、注目度も高いと言えます。

講談社の主催となっている賞ですが、その講談社以外からも注目されているので、他方からも執筆依頼が来るかもしれません。また、日本ホラー小説大賞においては受賞者のレベル自体が高いという評判であり、生き残っている作家も多数いることから業界でも注目されています。

生き残ることを目標とすれば、文芸誌が主催となっている賞も、見逃せないでしょう。純文学の系統となる新人賞では、文芸誌がバックとなっている賞も多いので、次の執筆依頼が来ることも可能性が高いです。

文芸誌がバックなら、一作目が雑誌に掲載されるということがありますし、その評判が良いならば難なく次の掲載も決定となることが多いです。