小説家を目指すとしたら、高学歴である方が有利なのだろうかと気にされる方もいるかもしれません。確かに、文章を紡ぐ仕事ですし文系の大学を出ていた方が良いのだろうかなどと考えることもあるでしょう。

ただ、デビューをするとしても学歴が影響することはないので、心配する必要はありません。とは言え、小説家はそれなりに教養があることも大きなポイントとなるため、結果としては活躍している作家の方には良い大学を出ているなど、高学歴の方もいるのです。

それは、知識を沢山得たいと考えている方は、自分からどんどんと勉強しようと貪欲になることからも言えるかもしれません。とは言え、これは結果としてそうであるということであり、自身に教養をもっと付けるべきかもしれないと思うなら、読書をすることや新聞を読むと言った方法で幾らでも知識を得ることができます。

今となっては遅いだろうと考えることはないということです。ちなみに、純文学というと芥川賞などもあります。純文学を書く作家は高学歴であるような気もするかもしれません。それでも、芥川賞の受賞者の中には高校までしか出ていない方などもいます。

では、実際のところ芥川賞作家の方を見てみると、高学歴であるのかどうかを調べてみましょう。第1回から第125回までの受賞者を見れば、早稲田大学が最も多く小川洋子さんや吉行理恵さんら26名となっています。

次いで東京大学が安部公房さん、吉行淳之介さんら20名、慶應義塾大学は安岡章太郎さんら7名、法政大学は6名で藤沢周さんらを輩出しています。このように、断トツで早稲田や東大といったレベルの高い大学を卒業されている作家の方が多いことが分かるかと思います。

上記のように、高学歴の作家の方が多いのかと思えば、一概にはそうとも言えません。1/3ほどとなる47名の作家の方は大学自体に進学をしていないのです。旧制高校に進学をしていて大学には入っていないというパターンもあるのですが、短大や専門学校を卒業あるいは中退している方もいます。

大学に行っていなくても作家として活躍することは可能であるということです。小説家になるためには、どういった進路を辿ることが適しているのかと迷うこともあるかもしれません。

ただ、小説家になるには特段決まった進路というのはないのです。学生の方であれ社会人の方であれ、小説家を目指すなら本を読むことがまずは基本となります。語彙力を上げることになりますし、言い回しの勉強にもなります。

そして、文章の構成についても学ぶことができます。人気の小説なども良いですが、創作への意欲も湧くようなものがうってつけです。本を読むことと同時進行で小説を自分で書くことも行うようにしましょう。

プロットが出来上がり作品の設計や流れといったものが決まったなら、どんどんと書いていくことを実践するのです。どんな学歴であっても、読者の心を惹きつけられる物語を創作することができて、それを文章として紡ぐことができるということなのです。