小説のジャンルにも色々とあります。対象年齢からみても児童文学やライトノベルといった子供向けのものもれば、推理小説や時代小説、官能小説そしてバイオレンス小説などの大人向け小説もあるのです。

内容によっても、ファンタジーや現代もの、歴史や時代もの、SF、ホラーなど多岐にわたります。芸術性で考えたとしても、純文学とエンターテイメントに分けることができるでしょう。

純文学とは、目的を持たない詩のような物語のことを言います。読者の心をストーリー展開で惹くよりも、メインとなる登場人物が受けた感情を細部にわたり表現するという形になります。

人そのものを描くということに重きが置かれていて、読者を驚かせることや喜ばせるといった要素はあまりないと言えます。純文学と異なるのがエンターテイメント小説です。これは読者に面白いと思ってもらえることを第一に考え、そのための工夫がされた作品です。

アクションやコメディ、官能、サスペンスといった話はエンターテイメントになるのではないでしょうか。児童文学は、12歳くらいまでの子供を対象とした話です。読者にストレスを与えないために、性的な描写や残虐なシーンを盛り込まないように配慮されている点が特徴です。

また、12歳以上の13歳から19歳頃までを対象としているものはヤングアダルトと言い、薬物や売春、犯罪といったダークな世界も扱われているものがあります。さらに、ライトノベルというジャンルも盛り上がりを見せていますが、これは10代から20代の若い方がターゲットとなっている作品です。

多くのライトノベルが登場するキャラクターが呼物となっていて、キャラクター小説とも言われることがあります。表紙や挿絵にはアニメのような絵が用いられているのが基本であり、値段も割とリ-ズナブルです。

現代小説は、現代社会が舞台となっている小説です。映画化やドラマ化がされることも多いです。男女の恋愛を描いた恋愛小説や、経済の知識が詰まった小説を指す経済小説などが挙げられるでしょう。

歴史ものや時代もののジャンルがありますが、どちらも異なるものです。歴史ものは、実在した歴史上の人物が主人公となり、史実に沿ってストーリー展開がされていくものとなります。

同じ人物を扱ったとしても、作者によって題材などが変わってくることも特徴です。時代ものの場合には、架空の人物が登場することや史実とは違う物語となる作品が当てはまります。

江戸時代が舞台となるものが多く、その時代の人々の暮らしや出来事などが参考にされます。読者に恐怖感を味わわせるためのエンターテイメント小説が、ホラー小説です。廃墟の洋館や夜の学校などが舞台になることが多いです。

推理やミステリー小説は、盗難や詐欺と言った事件や殺人といった犯罪が起こった際に、その解決のためのストーリーを描く小説を言います。捜査の過程を描いていくなど、ハードボイルドな印象の作品です。

SF小説は、科学的な空想をもととされています。電脳世界や宇宙活劇、人工知能やタイムマシンによって時間旅行をするなどといった、もしかしたらあり得るかもしれないといった空想を描きます。