小説を書くとすれば、読んでくれる方にとって印象を強く持ってもらうことも大事ではないでしょうか。小説と言えば、ネット上に投稿するということもあるでしょう。手軽に投稿できる、ケータイ小説に投稿する方もいるかもしれません。

ケータイ小説に限らないかもしれませんが、小説ではセリフ部分がなくてはいけないものです。時には、文で説明しようとすると何行も必要となるものが、セリフで登場人物に言わせることで読み手に伝えることができるものです。

読者側の立場で見ても、セリフは話しがどう動いたのかを理解しやすいですし、入っていきやすいでしょう。セリフの書き方によって、小説そのものを面白いものにもできますし、つまらないものにしてしまう可能性もあるということです。

ケータイ小説では、特にセリフが重要なポイントとなってきます。つまらないなと感じられてしまう作品では、そのセリフを言った登場人物の“キャラ”がはっきりとわかり辛いということがあります。

要するに、どの登場人物でも同じような口調のセリフになってしまっているということです。それでは、単なる説明をしているだけに過ぎなくなってしまうのではないでしょうか。言葉遣いや口調などといった、物語の中の登場人物の個性を持たせるべきなのです。

例を挙げてみれば、『ありがとう』という一言であっても、語尾を伸ばし『ありがとー』という登場人物がいるかもしれませんし、ちょっとだけ気取って『サンキュ』などと言うかもしれません。

こうした部分でも個性を出すことができますし、その登場人物のキャラクターにマッチしたセリフというものを、意識して書くことが大事だと言えます。セリフの分量が多めになることが、ケータイ小説の特徴でもあります。

セリフ以外の文が得意ではないという場合には、セリフ部分に重きを置いて書いてみることも1つの手段です。とは言え、それでもセリフを頑張りすぎてセリフがずっと続いてしまうような文は避けるようにしましょう。

敢えてセリフを続けさせるというのでなければ、セリフを長く繰り返すことは控えることがポイントです。また、セリフの前や後に来る文は特に気を配ることも必要です。例えば、『~だった。』などという文末が繰り返されることは、読者を飽きさせてしまう可能性があります。

なので、こうした部分にも気を付けるようにして、省ける一文などは削ることも大事です。その他にも、セリフの文字選びにも工夫をすることが可能です。敢えてひらがな、カタカナにするといった手法があるのです。

緊張感を持たせたい場面では『有難う』とすることも手段ですし、不気味さのあるような場面ならカタカナで『アリガトウ』としてみるというのはいかがでしょうか。こうした工夫1つでも、読者を惹きつけることができるかもしれません。

さらに、テンポの良くない小説も読者を飽きさせてしまいます。それは、緩急が付いていなくてテンポがずっと同じといったものなどが考えられるでしょう。

そういったことから、物語は緩急をつけてテンポ良く進めていくことが必要なのです。テンポやスピードを調節しながら書いていくことで、小説の臨場感も出すことができるでしょう。