自分へのハードルは低くして最後まで書き上げることを目標にしよう

小説を書いている方の中には、趣味で書いている方もいるでしょうし、真剣に作家デビューを目指しているという方もいらっしゃるはずです。小説を書く目的などは人様々なものですが、例え趣味の域であってもせっかく書いた作品は投稿したいと思うことや、新人賞などに応募してみたいと思うこともあるかもしれません。

人というのは、何か物事をしていると高みを目指したくなるものですし、次のステップに進みたくなることがあるものなのです。しかし、そういった目標を持ちつつ書き始めてみると、良い作品にしなければいけないとか、面白いだろうかと悩むことや、どこかで使われているような設定にしないようにしなければなどと躍起となることが出てくることもあります。

応募をする際や、人の目に触れる状態にするとならば、それはとても良い情熱かもしれないでしょう。しかし、こういった場合には自分自身で思い悩んでしまい始めることがあります。

この作品は、本当に自分が書きたかったものなのだろうかと考え、他の作品と設定やキャラクターなどが被っていないだろうかという点に思い至り、既にある作品の模倣にすぎないのではないだろうかとまで思ってしまうこともあり得ます。

それでは先に進まなくなってしまいますし、もっと自分への敷居を低くしてあげることも1つの方法です。何より、最後まで書き上げることを目標にすることが大事だということです。

作品に関しての思いを周りの人に語ってみることも一案!

小説の執筆は、自身が思っていることを文章にするということでもあるのではないでしょうか。自分が思っていることを書く場が小説の中であるのに、その思っている内容を人に語ることができないということは、作品を書いていく点でも支障が出かねません。

作品を語る上で、どういった事が正解であるのかということはありませんが、自分がこういった話しを書きたいのだということや、どういった方たちに読んで欲しい、そして読んでくれた方にはその物語の良さを感じて欲しいといったものを、読む側に対してメッセージとして発信できることも、執筆する上では大事なことだと言えます。

そうすれば、作品の軸もしっかりとしてくるでしょうし、作品の質も上がっていく可能性があるでしょう。なので、ぜひあなたの周りの方に作品について語ってみてください。また、行き詰った時には小説を書いていない方に意見を求めてみることもうってつけです。

もちろん、作品に関して意見を聞いてみるとすれば小説を書いている方に尋ねることも必要ですが、書かない方とは小説に対しての視点が異なります。違う意見を聞くことができるでしょうし、作品を書く際の利益となるのではないでしょうか。

小説を執筆している方に聞くという点も、執筆をしている者同士ということもありあなたと同じ目線で意見を聞かせてくれるかもしれません。なので、小説を書いている方とそうでない方の両方に意見を求めてみるようにしましょう。

作家になるための勉強の仕方とはどんなもの?

作家としてデビューするためには、どの様にして勉強をすれば良いのかと悩まれる方もいるかと思います。作家を目指すための勉強法については、人によっても色々な考え方があるものです。

なので、作家への勉強方法にも色々あるということです。そういったことから、例えプロの作家に『どうすれば良いのか』と聞いたとしても、答えは作家によって違ってくると考えられます。

ただ、当然の様に思われるかもしれませんが、結局辿り着くのは『書くしかない』ということではないでしょうか。多くの本を読み経験を色々と積んでいく中で、インスピレーションを受けることももちろん必要です。

それでも、そういったことは単に作品を書くまでの準備段階に過ぎません。スタートラインに立っているだけで、走り出さなければ意味はないのです。まずはスタートラインから走り出すことが重要です。

そうすると、段々とゴールも見えてくるでしょう。小説に関しても、書き始めることでそれが勉強になります。本で知識などを得るインプットと同時に執筆をしていると、段々と拙かった文章も磨き上げられていくのです。

小説家を目指している学生であれば、どこに進学して小説家になるための勉強をするべきかと迷うことがあると思います。しかし、どこに進学するかということは問わないのではないでしょうか。もし選ぶとすれば文学部ということになるかもしれません。

それでも、文学部は文学の研究を行うところであり、特段小説の書き方が学べるというわけではないのです。それに文学部に拘ってしまうことで、文学部での経験以外の経験ができないということもありますし、大学だと通常は創作的なことは学ぶことができないのです。

よって、自分自身で学んでいくことが賢明とも言えます。ネット上には、小説家になるためには何をすればいいのか、その勉強法が知りたいという質問も挙げられています。恋愛小説を書こうと考えていらっしゃる方は、本を読むといったアバウトなアドバイスではなく、具体的な方法を教えて欲しいと言っています。

これに対するアドバイスには、本を読むことを推奨する意見もあります。そして、文章力をつけるためにメールでもブログや日記でも何でも、文を書く時には人が読むことを意識して書くことがポイントだとしています。

また、ネットに小説をあげるとか文学賞に応募をするなどして他人に作品を読んでもらうことも勉強になるという意見があります。また、他の方は色々な人と出会うことやこれまで経験したことのないことを様々に経験するなど、人生の経験値を上げることも大事だとアドバイスしています。

さらに、自身が好きではないことをしてみることも勉強になるのではないかという声もあります。小説の文章自体にも現実味を出すことができますし、話題も豊富になるのです。そうなると、読者側にも面白いと思ってもらうことができるのではないかということです。

作家になるためには、独学でも色々な勉強の方法があるということです。

小説家を目指すなら高学歴の方がいいの?

小説家を目指すとしたら、高学歴である方が有利なのだろうかと気にされる方もいるかもしれません。確かに、文章を紡ぐ仕事ですし文系の大学を出ていた方が良いのだろうかなどと考えることもあるでしょう。

ただ、デビューをするとしても学歴が影響することはないので、心配する必要はありません。とは言え、小説家はそれなりに教養があることも大きなポイントとなるため、結果としては活躍している作家の方には良い大学を出ているなど、高学歴の方もいるのです。

それは、知識を沢山得たいと考えている方は、自分からどんどんと勉強しようと貪欲になることからも言えるかもしれません。とは言え、これは結果としてそうであるということであり、自身に教養をもっと付けるべきかもしれないと思うなら、読書をすることや新聞を読むと言った方法で幾らでも知識を得ることができます。

今となっては遅いだろうと考えることはないということです。ちなみに、純文学というと芥川賞などもあります。純文学を書く作家は高学歴であるような気もするかもしれません。それでも、芥川賞の受賞者の中には高校までしか出ていない方などもいます。

では、実際のところ芥川賞作家の方を見てみると、高学歴であるのかどうかを調べてみましょう。第1回から第125回までの受賞者を見れば、早稲田大学が最も多く小川洋子さんや吉行理恵さんら26名となっています。

次いで東京大学が安部公房さん、吉行淳之介さんら20名、慶應義塾大学は安岡章太郎さんら7名、法政大学は6名で藤沢周さんらを輩出しています。このように、断トツで早稲田や東大といったレベルの高い大学を卒業されている作家の方が多いことが分かるかと思います。

上記のように、高学歴の作家の方が多いのかと思えば、一概にはそうとも言えません。1/3ほどとなる47名の作家の方は大学自体に進学をしていないのです。旧制高校に進学をしていて大学には入っていないというパターンもあるのですが、短大や専門学校を卒業あるいは中退している方もいます。

大学に行っていなくても作家として活躍することは可能であるということです。小説家になるためには、どういった進路を辿ることが適しているのかと迷うこともあるかもしれません。

ただ、小説家になるには特段決まった進路というのはないのです。学生の方であれ社会人の方であれ、小説家を目指すなら本を読むことがまずは基本となります。語彙力を上げることになりますし、言い回しの勉強にもなります。

そして、文章の構成についても学ぶことができます。人気の小説なども良いですが、創作への意欲も湧くようなものがうってつけです。本を読むことと同時進行で小説を自分で書くことも行うようにしましょう。

プロットが出来上がり作品の設計や流れといったものが決まったなら、どんどんと書いていくことを実践するのです。どんな学歴であっても、読者の心を惹きつけられる物語を創作することができて、それを文章として紡ぐことができるということなのです。

執筆の際には自身の癖や得意としている傾向を意識することも大事

人には、誰にでも得意な分野があれば苦手な分野もあるものです。それは小説であっても同様であり、得意とするのは歴史小説だという方もいれば、ファンタジーが得意だという方もいるのです。

まず、執筆をするとして自分はどういったジャンルが得意なのかまたは好きなのかといった点を把握することが大事です。例を挙げるならば、ライトノベルの作家になりたい方はファンタジー作品が書けることは前提となるでしょう。

それだけでなく恋愛に関しても色々と知識や経験といったものがあることも求められるのではないでしょうか。もし史実が元となっている歴史小説が書きたいと考えるなら、歴史に関する知識が豊富である必要があるということです。

よって、最初にどういった分野に自身が関心を持っていて詳しいのかを考えてみることから始めるのも一案です。執筆を開始する前には下調べをすることも有益です。特にファンタジーを書くとすれば、構想を練っている最中の作品の世界観が既に使われていないかとチェックすることも大事です。

自身が得意だと思えるジャンルで執筆していくことが大きなカギとなります。要するに、ファンタジーに興味がないにも関わらずファンタジーを書き始めたとしても、後になって書きたいと段々と思わなくなってしまい、執筆に行き詰ってしまいかねないのです。

自身が好きなジャンルに定めて執筆を始めることが賢明と言えます。プロになった場合には、好きなジャンルだけを書いていくわけにはいかないこともありますし、執筆の幅を広げるという意味で色々なジャンルを書いてみるというのも手ではあります。

しかし、こうした方法はある程度書けるようになってからにすることが大事です。書くことの面白さを実感できることもあり、初心者の間は好きなジャンルから書き始めることがポイントとなっています。

書く時には、自身がどういった癖を持っているのかなどを見極めることも必要です。また、ネット上の質問では『自分の得意なジャンルで執筆をしている作家が多いと思うけれど、途中から大幅にジャンルを変えたという作家はいるのだろうか』というものもあります。

要するに、これまではミステリーを書いていたのにファンタジーに変更をするということです。例えば、SF作家でアイザック・アシモフがいますが、彼は『銀河帝国シリーズ』や『ロボット』ものなどといった作品を書きましたが、それからサイエンスエッセイにおいて人気を博しました。

すると、ファンからはまた銀河帝国シリーズ』や『ロボット』ものの続きが読みたいという声が上がり、自身でも読み返してファンの要望に納得し、銀河帝国シリーズ』や『ロボット』ものを合体させたような作品を書いたという逸話もあります。

上記のネット上の質問への回答では、アイザック・アシモフらの例を挙げつつ、変化をするとしたら作者が成長することや隠していた執筆の才能を出すことでできるのではないかという意見もあります。

プロになれば出版社や読者の方の意向に沿う形で変化を使用とすることもあるが、本来自身の中にないものであれば、変化をすることもできないのではないかということです。

作家になりたいのであれば作品を書き続けられるようになろう!

作家になるためには、小説を書けることが大前提となるでしょう。しかし、作家であり続けるとすれば小説も書き続けていきコンスタントに発表できるようでなければなりません。新人賞を受賞したとしても、それで終わりというわけではないのです。

むしろそこからがスタートだともいえるかもしれないということです。作家として続けられる新人賞というものもあるものです。それでも、賞の中にはあまり大規模ではない新人賞やネットで募集している新人賞などもあるので、そういったものを目指して応募することも一案です。

ただ、作家として執筆を続けていくとすればきちんとした出版社がバックアップしてくれるような新人賞に応募することが賢明です。そうでなければ、作家として続けていくことは簡単ではないからです。

それを前提として小説をずっと書いていくことも大事です。逆に言えば、執筆の努力をするのだから、初めから作家を続けていける可能性がある新人賞を狙うということも大きなカギとなるのではないでしょうか。

1つの新人賞に応募を済ませると、それで安心される方もいるかもしれません。しかし、それでもどんどんと執筆の手を休めることなく書いていくことが重要です。新人賞それぞれは年に1回もしくは2回ほどの締め切りとなっています。

ならば、その間に既に応募している作品以外であれば他の新人賞に応募をするのも1つの手段です。中には、年間にいくつもの新人賞を獲得してデビューを果たした作家の方もいます。

例えば、2008年の真藤順丈さんは第3回ダ・ヴィンチ文学大賞を『地図男』で受賞していますし、『庵堂三兄弟の聖職』では第15回日本ホラー小説大賞を受賞しているので、これらを含め1年の間に4つもの新人賞を得ているのです。

1年の間に月に1つの作品を書き上げて新人賞に応募をして、もしそれで賞を取ることができずに駄目だった場合には、作家になること自体を諦めると決めてまで、執筆に臨んだと言います。

ライトノベルや純文学までジャンルも様々なものを書きました。その努力が実り、4つもの新人賞をとることができたということです。それからはコアなファンを得ることもできて、作家としての道を歩まれています。

この様に、1つの締め切りを完了したのなら続いて次の作品を書き始めるというスタンスで集中して書いていくことも大事なのです。その人によっては事情などもあるかと思われるため、次々と書いていくことは難しいかもしれません。

次作を執筆している間に新人賞受賞の知らせが入る可能性もないとは言い切れません。そうなれば、執筆途中の作品はデビュー1作目として刊行することができる可能性もあります。そして、新人賞を受賞できた時は、自身を一番アピールできる時期でもあることを覚えておきましょう。

受賞した新人賞を主催している出版社はもちろんですが、他の出版社からも注目されることになるでしょう。そうして、次の執筆依頼に繋がることも期待できるのではないかと考えられます。

色々と小説のネタも持ち合わせていると、出版社や編集の方とも次の執筆についての話もしやすいということもあるので、その点も覚えておくと良いです。